北欧の台風

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台風11号が世間を騒がせています。

先日のフィンランド語教室にて、「台風」はフィンランド語で taifuuni(タイフーニ)と言うことを教えてもらいました。

だとすると台風というのは、万国共通語なのかな?と思い、北欧やバルトの言葉で「台風」を何と言うのか調べてみました。

デンマーク語 tyfon
エストニア語 taifuun
フィンランド語 taifuuni
アイスランド語 fellibylur
リトアニア語 taifūnas
ラトビア語 taifūns
ノルウェー語 virvelstorm, tyfon
スウェーデン語 tyfon

 

そもそも「台風」というのは、東アジア近隣の熱帯低気圧の名称ですから、北欧やバルトの国々に台風が存在する訳ではありません。

そんな中、アイスランド語(fellibylur)とノルウェー語(virvelstorm)だけが独自の単語を持っているということは、その地域特有の「風」があるということなのでしょうか?

またそもそも「台風」というのは何語なんだろう?と思って調べてみると、中国語起源、アラビア語起源、ギリシア語起源など、さまざまな説があるようです。

言われてみると typhoon という言葉には国籍不明のミステリアスな響きがあるような気も。

どこからともなくやってくる台風と同じように、typhoon の起源も謎に包まれているんですね。