フィンランド語学習記 vol.311 − 手袋の片方をなくしたら

15072001

先日のフィンランド語教室では、さまざまな衣類の名前を扱いました。

「ドレス」は mekko(メッコ)。

「スカーフ」は huivi(フイヴィ)。

「手袋」は käsineet(カスィネート)。

「ブーツ」は saappaat(サーッパート)。

などなど。

このうち käsineet や saappaat のように手足に身に付けるものは、語尾に[-t]が付いています。これは複数形の[-t]。

人間の体に手と足は二本ずつあるので、そこへ身に付けるものは複数形で表します。

このルール自体は基本的に英語と同じ。対比表で見てみましょう。

フィン
saappaat boots ブーツ、長靴
farkut jeans ジーンズ
käsineet gloves 手袋
kengät shoes
lenkkarit
lenkkitossut
running shoes スニーカー
housut trousers, pants ズボン

 

ただしこれらの単語は必ず複数形で使うという訳ではなく、もし手袋の片方をなくしてしまえば単数形になってしまいます。

複数 単数
saappaat saapas
farkut farkku
käsineet käsine
kengät kenkä
lenkkarit
lenkkitossut
lenkkari
lenkkitossu
housut ??

 

一応、それぞれの単数形は存在するものの、ズボン(housut)の単数形だけは見つかりませんでした。

ズボンの片方がなくなるということはないでしょうから、これはこれで納得。

しかしジーンズ(farkut)の単数形はあるようですが。。。