「一段落」は何と読む?

15092801

A:はあー、疲れた。。。
B:この仕事もあと少しで一段落。終わったら、あんみつでも食べに行きましょう!

などと言うときの「一段落」。いったい何と読んでいますか?

??

辞書には次のように出ています。

いちだんらく【一段落】

(仕事)全体を幾つかに分けた時の、一つの区切りまでが片づくこと。「仕事がーする/ーつく」

「新明解国語辞典 第七版」

正解は「ひとだんらく」ではなく「いちだんらく」。

今までずっと「ひとだんらく」だと思っていたのですが、実は誤読であったということに最近気付きました。

国語辞書にはそもそも「ひとだんらく」の項目はありませんし、このエントリーをMacで書いている今、「いちだんらく」は「一段落」に変換されるのに、「ひとだんらく」は「一段落」に変換されないという衝撃の事実(?)にも気付いてしまいました。

とはいえ、実際には「一段落」を「ひとだんらく」と読んでいる人も多いのではないでしょうか。

なぜ「ひとだんらく」は間違いなのでしょう?

調べてみると、一つには「段落=だんらく」というのが音読みなので、「一」も音読みするべきだという声があるようです。

ただし「一安心=ひとあんしん」のような言葉もあるので、これを一概に規範とする訳にもいかないよう。

そもそも、ある時代を生きている言葉にとって「広く使われているけれども、間違いである」ということはいったい何を意味するのでしょう?

そんなことを思わず考えてしまいました。

 
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