日本語も上手なポリグロットたち

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polyglot

knowing, using or written in more than one language

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

私たちの多くはたった一つの外国語を学ぶのにも日々苦労をしている訳ですが、この広い世界には複数の外国語を自在に操ることのできるポリグロットと呼ばれる人々も存在します。

現代においては youtube で polyglot と検索するだけで、そんな天才たちの世界を垣間見ることができます。

ただしある人が「5か国語を話せる」と言うとき、

その言語が英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語だったら「ふーん」という感じなのですが、

その言語が英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語だったら「えっ? それは聞いてみたい」となるのではないでしょうか。

なぜそのように感じるのか?と考えてみると、二つの理由が思い当たります。

一つ目は言語距離(linguistic distance)によるもの。

ヨーロッパの言語同士は比較的よく似ているので、一つを知っていればもう一つを学ぶのに有利。しかし日本語を身に付けるとなると、ハードルは途端に高くなります。

二つ目は、私たちの理解力によるもの。

5か国語を話せる人のスピーチを聞いても、それらの言語を知らなければ、実際にどれくらい流暢なのかを判断することはできません。

しかしその中に日本語が入っていれば、すぐにその人の語学力を判断することができます。

日本語がたどたどしければ「まだまだ」と思ったり、日本語が流暢なら「すごい!」と思ったり。つい日本語を基準にその人の語学力を判断してしまいます。(この類推自体は全く合理的なものではないですが。)

そんな「日本語も上手なポリグロットたち」の動画を貼っておきます。

24か国語(!)を話す Hugues Baudrillart さん。25:18あたりからの日本語もお上手です。

 

こちらは Emy さん。4:37あたりから急に日本語になるのでびっくり。

実際、海外の人が日本語を話しているのを聞くと「頑張れー」「少しくらい間違っても問題なし!」と応援したい気持ちになるのは私だけでしょうか。