ひっからずに、さらさらと

15100401

さらさら

  1. 停滞すること無く、流れるように進んでいく様子。
  2. 細かい粒状(細い線状)のものが、よくかわいていて、粘ったりくっついたりしない様子。

「新明解国語辞典 第七版」

早いもので、鎌倉に引っ越してきてもうすぐ半年になります。

鎌倉でお気に入りの場所の一つは、家から歩いて20分くらいのところにある円覚寺というお寺。

散歩も兼ねて、休みの日に時々訪ねて行きます。

そのときの楽しみの一つが拝観券の裏にのっている「禅のこころ」というタイトルの短い文章。

原稿用紙一枚分くらいの分量で、ちょっとほっこりとするような内容が書いてあります。

前回訪問時の拝観券には、こんな文章がのっていました。

さらさらと

世界は広い。小さいことに

何もくよくよすることはないのです。

何にもひっかからずに、サラサラと

することがさとりなのです。

(中略)

天気には、洗濯物を干せばいい。

雨が降ったら、本でも読もう。

さとりとは、

ひっかからずに、さらさらと。

さとりとは、ひっかからずに、さらさらと。

そんな風にすいすいとこの世の中を渡っていくことができたら、素晴らしいことですね。