ひっからずに、さらさらと
さらさら
- 停滞すること無く、流れるように進んでいく様子。
- 細かい粒状(細い線状)のものが、よくかわいていて、粘ったりくっついたりしない様子。
「新明解国語辞典 第七版」
早いもので、鎌倉に引っ越してきてもうすぐ半年になります。
鎌倉でお気に入りの場所の一つは、家から歩いて20分くらいのところにある円覚寺というお寺。
散歩も兼ねて、休みの日に時々訪ねて行きます。
そのときの楽しみの一つが拝観券の裏にのっている「禅のこころ」というタイトルの短い文章。
原稿用紙一枚分くらいの分量で、ちょっとほっこりとするような内容が書いてあります。
前回訪問時の拝観券には、こんな文章がのっていました。
さらさらと
世界は広い。小さいことに
何もくよくよすることはないのです。
何にもひっかからずに、サラサラと
することがさとりなのです。
(中略)
天気には、洗濯物を干せばいい。
雨が降ったら、本でも読もう。
さとりとは、
ひっかからずに、さらさらと。
さとりとは、ひっかからずに、さらさらと。
そんな風にすいすいとこの世の中を渡っていくことができたら、素晴らしいことですね。