フィンランド語学習記 vol.326 − インプットとアウトプットの格差
ここ数日、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』の総復習をしていました。
わからない単語の意味を調べながら、本文をどんどん読み進めていきます。
そんな中、改めて思ったのは、
- 以前に比べるとかなりすらすらと文が読めるようになっているということ。
- 一方、それらの表現を会話で使いこなすのは並大抵のことではないなということ。
そもそもアウトプットの際にそこまで正確性にこだわる必要はないのかもしれませんが、それでも複数分格のような形をぱっと言えるようになるにはまだまだ練習が必要だと感じます。
例えば、次のような文。
Liisan kirjahyllyssä on paljon mielenkiintoisia kirjoja.(リーサの本棚には、たくさんのおもしろい本があります。)
この文を構成する6つの単語のうち、原形をとどめているのはわずか2語のみ。残りの4つの単語は何らかの語形変化をしています。
Liisa | → | Liisan | 単数属格 |
kirjahylly | → | kirjahyllyssä | 単数内格 |
mielenkiintoinen | → | mielenkiintoisia | 複数分格 |
kirja | → | kirjoja | 複数分格 |
これが英語なら、”There are many interesting books in the Liisa’s bookshelf.” というシンプルな文になるところ。
このあたり、フィンランド語のアウトプットの難しさというものをひしひしと感じています。