バナナのイディオム

お手軽に食べられる果物の代表格と言えばバナナ。ちょっと小腹が空いたときや忙しいときの朝食にぴったりですよね。

今回はそんなバナナを使った英語のイディオムを集めてみました。

go bananas

(slang) to become angry, crazy or silly

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

go bananas は「かんかんに怒る」の意味。

これはバナナを前にした猿の興奮した様子に由来するとの説があるようです。猿が聞いたら「なんだと!」と怒ってしまいそうな表現ですね。

 

top banana

the most important or powerful person in a group or organization

「Merriam-Webster」

top banana は「最重要人物」の意味。

これは19世紀のイギリスで流行したバーレスク(burlesque)と呼ばれるコントの一つにおいて、3人のコメディアンのうちオチを言った人がバナナをもらうという筋書きがあったことに由来するのだそう。

またそこから派生した次のような表現も。

second banana

a someone who is not as important or powerful as another person

「Merriam-Webster」

second banana は「あまり重要ではない人」の意味。

いつの時代もスポットライトが当たる人はほんの一握りということでしょうか。

 

banana republic

a poor country with a weak government, that depends on foreign money

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

banana republic は「政情不安定な貧しい国」の意味。

中南米などのバナナの主要生産国はいわゆる発展途上国。とはいえ、ちょっと差別的な表現であることはたしかでしょう。

 

以上、バナナを使った英語のイディオムを集めてみました。

辞書をパラパラとめくってみれば、まだまだ他の表現も見つけることができます。想像以上に深く広がりのあるバナナの世界に触れてみてください。

 
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