億劫ならば仕方ない
段々と春めいてきた今日この頃。外の空気が気持よく感じられる日も増えてきました。
しかしせっかく休みの日になっても出かけるのが億劫で、ついついベッドの上でごろごろしてしまうことも。
おっくう【億劫】
〔「おくこう」の変化。もと、長い時間がかかり、すぐには出来ない意〕手足や頭を働かせることがめんどうな様子。何もやりたくない気持。
「新明解国語辞典 第七版」
この億劫という言葉には、数字の「億」が含まれています。
ということは、億劫というのは 一億の劫という意味なのでしょうか?
劫というのはいったい何のことなのでしょう?
調べてみると、劫というのはもともと仏教の用語で「ものすごく長い時間」を表す単位なのだそう。どれくらい長いのかというと、
一劫=43億2000万年
であるとのこと。
億劫はその一億倍ということなので、43億2000万年×1億=???
というとんでもない時間になります。
例えば、外へ出る支度をするのが億劫だなあということは、つまり支度をする時間が43億2000万年×1億にも感じられるということ。
それほどまでに億劫であるのなら、ベッドの上でごろごろしてしまうのも仕方ないと思うのですが、いかがでしょうか。
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