フィンランド語学習記 vol.374 − フィンランドの◯◯

photo credit: Misty Morning via photopin (license)

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1か月の休みを挟んで、フィンランド語教室が再開。

教科書の最初に読んだページには次のような文が出てきました。

Muualla Euroopassa ja varsinkin Pohjoismaissa suomalainen musiikki ja arkkitehtuuri tunnetaan suhteellisen hyvin, mutta Suomen kirjallisuudesta ei tiedetä kovinkaan paljoa.

(他のヨーロッパ、特に北欧諸国においては、フィンランドの音楽と建築は比較的よく知られている。しかしフィンランドの文学についてあまり多くは知られていない。)

『suomea suomeksi 2』P.31

この部分を家に帰って読み返していたら、一つ不思議なことに気が付きました。

それは、フィンランドの音楽と建築が suomalainen musiikki ja arkkitehtuuri となっているのに対して、フィンランドの文学が Suomen kirjallisuudesta となっていること。

suomalainen は「フィンランドの」を意味する形容詞、一方 Suomen は「フィンランド」を意味する名詞 Suomi の属格の形。

なぜこのような使い分けが生まれるのでしょう? 音楽・建築と文学の間に何か違いはあるのでしょうか?

細かいことですが、何だか気になってしまいました。忘れていなかったら、次回先生に聞いてみたいと思います。