かつおぶしとまたたび
「猫に◯◯」と聞いて、すぐに連想する慣用句は何でしょう?
調べてみると、次の3つが見つかりました。
猫に鰹節(ねこにかつおぶし)
猫に鰹節とは、油断できない状況を招くこと。また、危険な状況にあることのたとえ。
猫に小判(ねこにこばん)
猫に小判とは、価値の分からない人に貴重なものを与えても何の役にも立たないことのたとえ。
猫に木天蓼(ねこにまたたび)
猫にまたたびとは、非常に好きなもののたとえ。また、それを与えれば効果が著しいことのたとえ。
「故事ことわざ辞典」
かつおぶしとまたたびはどちらも猫の好物とされているのに、意味が違っているのは面白いところ。
「猫にかつおぶし」は猫の近くにかつおぶしを置いておくと食べられてしまうという意味。
一方「猫にまたたび」は猫にまたたびをあげると喜んでくれるという意味になっています。
そもそもかつおぶしは猫の健康に良くないという説もあるようなので、慣用句もそこまで考えた上での意味になっている。。。ということはないですよね、たぶん。