雨に降られて

photo credit: Maple Rain 1 via photopin (license)

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6月に入り、もう少しすれば梅雨がやってきます。

じめじめした空気も嫌なのですが、それ以上に嫌なのは傘を持たなければならないこと。

普段から傘を持ち歩くのが嫌いなので、曇り空でもつい傘を置いて出かけてしまいます。

結果、大雨に降られて、ずぶ濡れになってしまうことも。

その時は「今度こそ傘を持ち歩く!」と決意するものの、喉元過ぎれば熱さを忘れて、また同じことを繰り返してしまいます。

。。。

ところで、この「雨に降られる」というのは、日本語独特の受身表現。

降るというのはそもそも自動詞ですから、英語の受動態において「雨に降られる」という表現はできません。

ただイギリスでも、アメリカでも、オーストラリアでも、雨に降られることはある訳で、そのような状況を表したいときにはどうすればよいのでしょう?

(英語圏の人は雨に降られても気にしないという説もありますが、それはまた別の話。)

英語の場合は be rained とは言えない代わりに get caught in the rain という表現があります。

I got caught in the rain on the way home and I’m soaked.
(帰り道で雨に降られて、ずぶ濡れだよ。)

これはこれで「雨にやられた!」というニュアンスをよく伝える表現なのかなと思います。

それではこれからの季節、くれぐれも傘を忘れずに。Don’t get caught in the rain!