フィンランド語学習記 vol.396 − 2000年代

16071301

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に次のような表現が出ていました。

Tuhatsataluku = aika vuodesta 1100 vuoteen 1200

1950-luku = aika vuodesta 1950 vuoteen 1960

1100-luvulla, 1950-luvulla

『suomea suomeksi 2』P.39

Tuhatsataluku(1100-luku)は「1100年代」、1950-luku は「1950年代」の意味。

なお「〜年代に」と言いたいときには接格の luvulla という形になります。

Turun tuomiokirkko rakennettiin joskus 1200-luvulla.
(トゥルクの大聖堂は1200年代に建てられた。)

『suomea suomeksi 2』P.38

ところで、このような表現を見ていて気になった点が一つ。

1200-luvulla が1200年からの100年ならば、2000-luvulla は2000年からの1000年ということになるはず。それならいわゆる00年代(2000年〜2009年)という期間はどのように表したら良いのでしょう?

こちらは『フィンランド語文法ハンドブック』を見てみると、こんな説明がのっていました。

vuosikymmen  10年間

たとえば 2000-luvun ensimmäinen vuosikymmen は「2000年代の最初の10年間」、つまり「2000年から2009年」のことを意味します。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.203

なるほど。このように言えば、どの期間を指しているのかわかりやすいですね。

ただ日本語の感覚で考えると「2000年代」と言っても、2000年からの1000年と考えるよりは、2000年からの10年と考える方が普通のような気もします。
(西暦10000年くらいになれば、2000年からの1000年という単位で何かを考えることもあるかもしれませんが。。。)

そういう意味では、フィンランド語でもここまで厳密にならなくてもよいのかもしれませんが、、、実際のところはどうなのでしょう?

 

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