タイトルに「be+過去分詞+by」の入っている曲とは?

photo credit: I feel alone via photopin (license)

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あなたが英語の先生だとして、生徒に「受動態」という概念を初めて教えるとしたら、いったいどのような例文を使うでしょうか?

これって、なかなかセンスの問われる問題だと思うのです。

一昔前には “I am loved by you.” のような love の受動態を使った例文が不自然だと批判されたこともありました。

たしかに文脈の支えなしに、そんな例文を出してくるのはおかしな話でしょう。

ただそうは言っても love の受動態が、みな不自然だというわけではありません。

いっそこんな曲を使って、受動態の導入をしてみるのはどうでしょう?

この曲「I Wanna Be Loved by You」は、もともと1928年に『Good Boy』というミュージカルのために書かれた曲なのだそう。

ただ広く知られるようになったきっかけは、何と言っても、ビリー・ワイルダー監督の1959年の映画『お熱いのがお好き』の中でマリリン・モンローが歌ったことでしょう。

『お熱いのがお好き』はコメディ映画の大傑作なので、受動態に興味がなくても、未見の方はぜひ。

それにしても曲のタイトルに「be+過去分詞+by」が入っている曲って他にあるのでしょうか?

考えてみても、なかなか思い当たりません。。。そういう意味では受動態的に(?)大変貴重な曲なのかもしれませんね。