フィンランド語学習記 vol.402 − 受動条件法現在形の作り方(1)

photo credit: Viikki Manor via photopin (license)

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先日のフィンランド語教室では「受動条件法現在形」の作り方を扱いました。

何だかものものしい名前ではありますが、要は受動態の条件法ということです。

ふつうの文 Pekka puhuu suomea.
(ペッカはフィンランド語を話す。)
受動態 Suomessa puhutaan suomea.
(フィンランドではフィンランド語を話す。)
条件法 Jos Pekka puhuisi japania,
(もしペッカが日本語を話すなら、)
受動条件法 Jos Suomessa puhuttaisiin japania,
(もしフィンランドで日本語を話すなら、)

 

意味はつかみやすいものの、動詞の部分が puhuttaisiin とずいぶん長い形になっています。

今回はこの受動条件法現在形の作り方を見ていきたいと思います。

 

受動条件法現在形の作り方

フィンランド語の受動条件法現在形の作り方は次のとおり。

  1. 動詞の受動過去形を作る
  2. 語尾の[-iin]を[-Aisiin]に変える

たったこれだけ。

よって受動過去形さえ作ることができれば、そこから簡単に受動条件法現在形を作ることができます。

辞書形 puhua
受動現在形 puhutaan
受動過去形 puhuttiin
受動条件法現在形 puhuttaisiin

 

よって受動過去形の作り方をしっかり覚えている人は、以上おしまい。

作り方を忘れてしまった!という場合は、もう一度以下のステップを踏んでいきましょう。

  1. 動詞の受動現在形を作る
  2. 動詞の受動過去形を作る
  3. 語尾の[-iin]を[-Aisiin]に変える

明日のエントリーでは、いくつかの動詞を取り上げて受動現在形・受動過去形・受動条件法現在形の3つを作る手順を改めて確認していきたいと思います。