おかかの謎

16090601

先日、コンビニでおにぎりを選んでいたときに、

「おかか」はなぜ「かつおぶし」ではなく「おかか」なのだろう?

という疑問が頭をよぎりました。

そこで改めて「かつおぶし」を「おかか」と呼ぶ場面を考えてみたものの、どうしても、

  1. おにぎりの具
  2. ふりかけ

の2つしか思いつきません。

あるいは自分が知らないだけで「おかか」と「かつおぶし」は全く別のものであり、おにぎりの中に入っているのは「かつおぶし」ではなく「おかか」である、、、、

ということはないですよね、たぶん。

手元の辞書を引いてみると、おかかの語義は次のように出ていました。

おかか

一 「かつおぶし」の女性語。

二 〔各地の方言〕母または人の妻。

「新明解国語辞典 第七版」

おー、なるほど。おかかはかつおぶしの女性語なんですね。

と、納得しそうになりましたが、現実には男性がかつおぶしと呼ぶものを女性がおかかと呼ぶような場面はあまり想像できません。

男性にとっても女性にとっても、おかかはおかかですし、かつおぶしはかつおぶしです。

あまりにも自然に日常の中に溶け込んでいますが、考えてみると不思議な日本語の一つだと思います。

 
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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