あくせく

16110201

11月に入りました。今月は仕事や遊びの予定が沢山入っているので、忙しい月になりそうです。

ただそれでも、できるだけあくせくしないように一日一日を丁寧に過ごしたいもの。

そんな「あくせく」を辞書で引いてみると、次のように出ていました。

あくせく【齷齪・偓促】

〔「あくさく」の変化。もと、気が小さくて細かい事まで自分でやらなければ気が済まない形容〕何かに追われてでもいるかのように、精神的なゆとりも無く、働き続ける様子。〔多く、軽い批判や自嘲(ジチョウ)を伴う文脈で用いられる〕「ー(と)働く」

「新明解国語辞典 第七版」

意味はさておき、気になったのは漢字の部分。 拡大してみると、、、

齷齪

「齒」は「歯」の旧字体。なぜ「あくせく」に齒が使われているのでしょう?

語源由来辞典で調べてみると、漢語としての齷齪はもともと「歯と歯の間が狭い」という意味で、そこから「心が狭い」「気ぜわしい」という意味が生まれたのだそう。

これを見て、まず「歯と歯の間が狭い」などという意味の表現があることにびっくり。狭いと何か不都合があるのでしょうか?

そしてもう一つの疑問は、なぜ「歯と歯の間が狭い=心が狭い」という連想が生まれたのかということ。

実際に調べてみたら相関がありました!という調査結果があったらおもしろいのですが。。。どうでしょう?

 
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