新しい Google 翻訳に触れる
昨日読んでいたあるエッセイに次のような早口言葉が出ていました。
向うのくぐり戸は栗の木のくぐり戸でくぐりにくい栗の木のくぐり戸だがうちの栗の木のくぐり戸はくぐりいい栗の木のくぐり戸だ。
実際に読んでみるとそれほど読みにくくはないのですが、読点がなく繰り返しが多いので、視覚的に意味をつかみにくい文だと思います。
この早口言葉を見たときに、ふと思い出したのが最近飛躍的に精度が向上したという Google 翻訳のこと。
専門的なことはわからないのですが、数日前の Google の公式アナウンスによると、ニューラルネットによる機械翻訳(Neural Machine Translation)というものを取り入れることによって、より自然で正確な翻訳に近づいたのだとか。
そんなこともあり、さきほどの早口言葉を Google 翻訳に放り込んでみると、、、
The going door is a chestnut tree creek door that is hard to pass through, but the chestnut tree’s crawl door is a chestnut – grouting door.
もちろんおかしなところはあるものの、かなりよい具合に訳せていると思いませんか?
くぐりにくい(that is hard to pass through)の部分の関係詞節の取り入れ方や、逆説の「だが」をきちんと理解して重文の構造(A, but B)に落とし込んでいるところなど、きめ細かい処理にすっかり感心してしまいました。
せっかくなので、もっといろいろなタイプの文を試してみたいと思います。
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