フィンランド語学習記 vol.422 − sinivalkoinen

フィンランドの国旗といえば白地に青のスカンディナヴィア十字。

フィンランド語にはこのカラーリングを指す sinivalkoinen という単語があります。

sinivalkoinen

  1. Referring to the combination of the blue and white colours.
  2. Finnish (derived from the colours of the Finnish national flag).

「Wiktionary」

日本語に訳そうとするなら、おそらくそのまま「青と白」と言うしかないでしょう。

というのは日本語では「白青」と言ってしまえば、薄い青の意味に、

しらあお【白青】

  1. 襲(かさね)の色目
  2. 染色(そめいろ)の名。薄青。

「広辞苑 第五版」

「青白」と言ってしまえば、顔色を連想してしまいます。

あおじろい【青白い】

青みがかって白い。顔が青ざめて血色が悪い。

「広辞苑 第五版」

ただフィンランド語の sinivalkoinen も、もとは sininen(青)と valkoinen(白)という単語を合わせたもの。

sininen

blue

「Wiktionary」

valkoinen

  1. White (colour).
  2. Caucasian (person).

「Wiktionary」

ただし sini+valkoinen という順番は決まっていて、valko+sininen という言い方はあまりないとのこと。

考えて見ると日本語でも「黄緑」とか「赤紫」のように二色を組み合わせた色の名前というのはたいてい順番が決まっています。

この並べ方に何らかの法則性はあるのでしょうか?