フィンランド語学習記 vol.426 − 黙りなさい!
昨日、フィンランド語の命令形の復習をしていました。
Puhu! 話しなさい! Ota! 取りなさい! Syö! 食べなさい! Tule! 来なさい! Mene! 行きなさい! Kuuntele! 聞きなさい! Herää! 起きなさい! Tapaa! 会いなさい! Valitse! 選びなさい! Vaikene! 黙りなさい! Tee! しなさい!
作りなさい!
『フィンランド語文法ハンドブック』P.86
これらの表現を単語カードにまとめて、日本語を見ながらフィンランド語を言う練習をしていました。
そのときに、ふと気になったのが下から二つ目の Vaikene!(黙りなさい!)という表現。
「あれ? もとの辞書形はどんな形だったかな?」と疑問に思って手持ちの辞書を調べたものの、それらしい見出し語が見つかりません。
そんなに珍しい動詞なのだろうかと思い、ネットで調べたところ、ようやく辞書形を見つけることができました。
vaieta(黙る)
[語幹]vaikene
[語幹]vaikene
単数 | 複数 | |
---|---|---|
一人称 | vaikenen | vaikenemme |
二人称 | vaikenet | vaikenette |
三人称 | vaikenee | vaikenevat |
この vaieta は[-etA]で終わっているのでタイプ6の動詞。
タイプ1 | 2つの母音で終わる動詞 |
---|---|
タイプ2 | [dA]で終わる動詞 |
タイプ3 | [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞 |
タイプ4 | [AtA, OtA, utA]で終わる動詞 |
タイプ5 | [itA]で終わる動詞 |
タイプ6 | [etA]で終わる動詞 |
タイプ6の動詞は[-tA]を[-ne]に変えることで語幹が得られます。
ただその際に[k ← ×]の kpt 変化を伴うので、注意が必要。
k | ← | × |
vaikene | ← | vaieta |
このトリックには前にも引っかかったことがあるのですが、またやらかしてしまいました。