レストランで注文をするときに

photo credit: ninfaj Coffee Time via photopin (license)

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海外でカフェレストランなどに入ったときに、どのように店員さんを呼べばよいのか迷ってしまうことはありませんか。

回りのお客さんの振る舞いを観察していると、声をかける代わりに自然なアイコンタクトでコミュニケーションをとっている人が多いように見えます。しかしそのまま真似をしようとしても、気後れしてしまうせいか、なかなか上手にできません。

ただ一方では、日本にやってくる外国人観光客は別の難しさを感じているのかもしれません。

書棚に置いてあった旧版の中学英語の検定教科書『New Horizon 3』をめくっていたら、次のような一節に目が止まりました。

When you want to order in Japanese restaurants, you usually say, “Sumimasen,” in a loud voice. But in America, we just raise our hand and make eye contact. So I still have a hard time in Japanese restaurants. I always say, “Sumi…uh, uh, sumimasen,” too quietly. It’s not easy for me to get food. So I get very hungry.

外国の人にとっては、日本式に「すみません」と声をかけるのが高いハードルなんですね。

ただ今の日本では(少なくとも大衆的なお店では)ボタンを押して店員さんを呼ぶ仕組みを採用しているところも多くあります。

あるいはタッチパネルで注文までできてしまう居酒屋や回転寿司屋なども。

ああいう日本的な方法というのは外国人観光客の目にはいったいどのように映っているのでしょう?

「すみません」と声をかけるよりは楽だと思われているのか、それともさらにハードルが高いと思われているのか、果たしてどちらでしょうか。