analysis & synthesis
「分析」は英語で analysis。
その対義語である「総合」は英語で synthesis。
この analysis と synthesis の共通点は何でしょう?
??
それはどちらもギリシア語起源の単語であるということ。
そしてどちらも[-sis]で終わっているということ。
このような[-sis]で終わるギリシア語起源の単語は、英語の語彙に数多く入り込んでいます。いくつか辞書から拾ってみましょう。
英 | 日 |
---|---|
analysis | 分析 |
basis | 基礎 |
crisis | 危機 |
diagnosis | 診断 |
ellipsis | 省略 |
emphasis | 強調 |
hypothesis | 仮説 |
oasis | オアシス |
synthesis | 総合 |
thesis | 論文 |
これらの単語には一つ大きな共通点があります。
それは複数形が[-ses]という形になること。
英 | 日 | |
---|---|---|
単数 | 複数 | |
analysis | analyses | 分析 |
basis | bases | 基礎 |
crisis | crises | 危機 |
diagnosis | diagnoses | 診断 |
ellipsis | ellipses | 省略 |
emphasis | emphases | 強調 |
hypothesis | hypotheses | 仮説 |
oasis | oases | オアシス |
synthesis | syntheses | 総合 |
thesis | theses | 論文 |
analysis(アナリスィス)の複数形は analyses(アナリスィーズ)。
synthesis(スィンセスィス)の複数形は syntheses(スィンセスィーズ)。
発音記号で言えば /sis/ が /si:z/ に変化するということ。
もともとギリシア語起源の英単語にはアカデミックな言葉が多く含まれていますが、このスィーズという音にも何だか高尚な響きがあると感じるのは私だけでしょうか。