健康を気にし過ぎる人

17031901

この頃、人と会ったときによく話題になるのが「健康」の話。

もし100%健康ならば、健康を意識することはないでしょうから、それを話題にするということはどこか悪いところや心配なところがあるということ。

ただある程度の年になったら悪いところの一つや二つ、上手につきあっていきたいとも思います。

一方、世の中には、あらゆる健康食品や健康法に精通した健康マニアのような人もいます。

もちろんその人が前向きに健康を考えているのならよいことだと思いますが、あまりにも度が過ぎると人生の楽しみまで半減してしまうような気がします。

先日辞書を眺めていたら、そんな人を表すのにぴったりの単語を見つけました。

valetudinarian

NOUN

person who is unduly anxious about their health.

Origin
Early 18th century: from Latin valetudinarius ‘in ill health’ (from valetudo ‘health’, from valere ‘be well’) + -an.

Oxford Dictionaries

valetudinarian は「健康を気にし過ぎる人」を意味する英単語。

語源の欄には「ラテン語に由来し、18世紀初頭から使われている」とあるので、人間のこのような性質は決して現代病ではないということがわかります。

ある意味では「健康を考える」ということそのものが人間の宿痾なのかもしれません。