フィンランド語学習記 vol.454 − 春分

17032001

何度かの寒の戻りを挟みつつ、日ごとに春めいてきたこの頃。桜の開花も近づいてきました。

三連休の最終日となる本日3月20日は春分の日。

しゅんぶん【春分】

二十四(節)気の一。陽暦三月二十一日ごろ。昼と夜の長さが等しくなる。

「新明解国語辞典 第七版」

昼と夜の長さが等しくなるこの「春分」のことをフィンランド語では何と言うのでしょう?

Wiktionary には次のような単語が出ていました。

kevätpäiväntasaus

(Calendar terms) Vernal equinox.

「Wiktionary」

Verbal equinox というのは英語で「春分」の意味。

フィンランド語の kevätpäiväntasaus はずいぶん長い単語ですが、これは次の3つの単語から成る複合語。

フィン
kevät spring
päivä day
tasaus equalisation 均等化

 

フィンランド語の春分は春の「一日の均等化」という表現になっています。

特に意識しなければ「あれ? 今日は何の日だっけ?」などと言いつつ、過ぎてしまうこともあるこの春分の日。

春の日差しを感じながら、昼の長さが最も短い冬至から最も長い夏至へ向かう道程の折り返し地点にいるのだということを、立ち止まって意識してみるのはどうでしょうか。