flexitarian
今年に入ってから、ベジタリアンレシピに興味が湧いて、日々野菜中心のメニューを考えていた時期がありました。
といっても、作っていたのは野菜スープやカレーなどシンプルなもの。
「肉や魚を使わない」というルールの下でおいしくする方法を考えるのは頭を使う作業でもあるので、そのプロセス自体を楽しんでいたような気がします。
ただ口に入れるものに関して何か信条がある訳でもないですし、この頃はまた肉や魚を含めた普通の食事に戻っています。
ベジタリアン(vegitarian)というのは人の属性を表す言葉ですが、もう少しゆるやかに vegitarian と nonvegitarian の世界を行ったり来たりできる言葉はないのだろうか?と思って辞書を探してみると、次のような言葉を見つけました。
flexitarian
A person who has a primarily vegetarian diet but occasionally eats meat or fish.
flexitarian は「主に菜食でありながら、時々肉や魚を食べる人」の意味。
主に菜食(primarily vegetarian diet)ということですから、いわゆる「なんちゃってベジタリアン」よりはもう少しシリアスなベジタリアンなのだと思います。
そういえば、昔、ニュージーランドで知り合った人で、自称ベジタリアンなのに、時々ケンタッキーフライドチキンに通っている人がいました。
もし彼が flexitarian という言葉を知っていたら、自分は flexitarian だと言っていたのかもしれません。
flexible というのは本来プラスの意味の言葉ですし、食べるものにしても考え方にしても inflexible よりは flexible な方がよいはず。
そういう意味で、もっと広まってもよい言葉なのではないかと思います。