みっともない、みっともいい
みっともない[(見っともない)](形)〔「見とうもない」の変化〕
①〔世間に対して〕ていさいが悪い。
「そんな服装ではー」
②みにくい。見苦しい。
「ー死に方をしたものだ」
…
「三省堂国語辞典 第七版」
「みっともない」は日常よく使われる表現の一つ。
それに対して、次の表現はどうでしょう?
みっともいい[(見っともいい)](形)
〔俗〕ていさいがいい。〔ふつうは打ち消しをともなう〕
「ー話ではない」
・みっともよくない 句
〔俗〕みっともない。
「三省堂国語辞典 第七版」
みっともいい?
この見出し語を見つけたときの率直な感想は「えっ、そんな日本語あるの?」というもの。
ただ用例の「みっともいい話ではない」という表現を見ると、たしかにそういう言い方は聞いたことがあるなという気がしてきます。
しかし新明解や広辞苑にはこの見出し語は出ておらず、手元にある辞書でこの「みっともいい」を掲載しているのは三国のみ。
そういう意味では、正式な日本語のメンバーとして認めるかどうか、意見の分かれる言葉なのかもしれません。
みなさんはどのようにお感じになりますか?
三省堂国語辞典 第七版
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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