晴天、曇天、雨天

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天気予報でよく使われる天気と言えば「晴れ、曇り、雨」の三種類。

それぞれの漢字の後に「天」を付けると、

  • 晴天
  • 曇天
  • 雨天

となります。

しかしさきほど文章を書いていて「曇天」と入力しようとした際に、

「あれ、曇天って何て読むんだっけ?」

とわからなくなってしまいました。

読み方がわからないと、かな入力からの漢字変換ができません。

仕方ないので、とりあえず「くもり→てん」と一文字ずつ漢字変換。その後、スマホの辞書アプリで読み方を調べてみました。

辞書アプリでは探している単語の読み方がわからなくても「曇」という漢字から前方一致検索ができます。これは紙の辞書にはない強みですね。

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曇天の読み方は「どんてん」でした。

どんてん[曇天](名)

〔文〕くもった空。(↔晴天)

「三省堂国語辞典 第七版」

ついでに晴天と雨天も引いてみましょう。

せいてん[晴天](名)

はれた空。天気がよいこと。

(↔雨天・曇天)

「三省堂国語辞典 第七版」

うてん[雨天](名)

雨の降る〈天気/日〉。

「ー体操場」

(↔晴天)

・ーじゅんえん[雨天順延](名・自サ)

雨のときは、はれるまで順々に予定の日をのばすこと。

「三省堂国語辞典 第七版」

私たちは日常生活の中で「晴れ、曇り、雨」は等しく使いますが、「曇天」は「晴天、雨天」に比べてあまり使わないように思います。

実際、三国の記述でも曇天にだけ文語の〔文〕マークが付いています。

気になるのは、なぜ曇天だけがこのような扱いになってしまったのかということ。

やはり「どん」という読み方が難しいせいなのか、あるいは他の理由があるのでしょうか?

 
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