フィンランド映画祭2017で『マイアミ』を観てきました。
今日11月4日(土)から11月8日(水)までの5日間、六本木のTOHOシネマズにて「フィンランド映画祭 2017」が開催されています。
今回の映画祭で上映される作品のリストは次のとおり。
日 | フィン | 英 |
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ペット安楽死請負人 | Armomurhaaja | Euthanizer |
マイアミ | Miami | Miami |
リトル・ウィング | Tyttö nimeltä Varpu | Little Wing |
月の森のカイサ | Kuun metsän Kaisa | Kaisa’s Enchanted Forest |
ラップランドの掟 | Armoton maa | Law of the Land |
希望のかなた | Toivon tuolla puolen | The Other Side of Hope |
オープニング作品の『ペット安楽死請負人』は明日観る予定なので、今日は夕方16時からの『マイアミ』を観てきました。
あらすじは映画祭の公式ホームページより。
マイアミ
Miami/Miami離れ離れに育った二人の姉妹の物語。姉のアンジェラはナイトクラブを周る奔放なショー・ダンサー。恥ずかしがりやの妹のアンナは小さな町のパン屋で働いている。父親の死後、不安が募るアンナはアンジェラを見つけ再会を果たす。魅惑的で自信に満ち溢れたアンジェラは彼女のツアーに同行するよう臆病なアンナに尋ね、二人の旅が始まった。アンナはアンジェラが過去からの苦悩を抱えていることなど知る由もなかった。旅は互いを必要としていたが、姉妹の絆が試される事態に直面する。監督はフィンランド映画界期待のザイダ・バリルート。彼女の他の監督作は「僕はラスト・カウボーイ」(フィンランド映画祭2010上映)、「グッド・サン」(フィンランド映画祭2011上映)がある。平和と安定を求めて葛藤する機能不全の家族を常に探求している。
若手の俊英として知られるザイダ・バリルート監督の名前は聞いたことがあったものの、作品はまだ見たことがなかったので、楽しみにして来ました。
事前情報なしに映画を観たので、何となく姉妹がフィンランドを旅するロードムービーなのかなと思っていたのですが、実際には事件が事件を呼ぶサスペンス映画。
物語の途中で起こる大事件からラストのどんでん返しまでは、一気に突き進むジェットコースタームービーという感じ。いつの間にか時間を忘れて映画の世界に入り込んでいました。
また主役の姉妹を演じた二人の女優、姉アンジェラ役のクリスタ・コソネン(Krista Kosonen)と妹アンナ役のソニア・クイッティネン(Sonja Kuittinen)のコンビがとても素敵で印象に残りました。
特に妹役のソニア・クイッティネンは映画の最初と最後では全く別人なのではないかと思うくらい表情がくるくると変わっていって、その一コマ一コマがとても魅力的。映画が終わった後に近くの席の人が「アンナ、かわいかったねー」と呟いていたので、心の中で思わず「うんうん」とうなずいてしまいました。
とりあえず初日はこの作品のみ。二日目の明日は二作品を観る予定です。