フィンランド語学習記 vol.514 − Suomen historia(3)

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昨日のエントリーに続いて『suomen mestari 3』より、フィンランドの歴史に関するテキストを読んでいきます。

フィンランド語学習記 vol.512 − Suomen historia(1)
フィンランド語学習記 vol.513 − Suomen historia(2)

ロシアの支配下にあったフィンランドは、1917年のロシア革命をきっかけとしてついに独立を果たします。

Vuonna 1917 Venäjällä oli vallankumous ja samana vuonna Suomi itsenäistyi. Suomessa alkoi kuitenkin sisällissota 1918. Vasta vuonna 1919 kirjoitettiin Suomen perustuslaki ja päätettiin, että Suomi on tasavalta.

Vuonna 1939-1940 käytiin Suomen ja Neuvostoliiton välillä talvisota ja sen jälkeen jatkosota 1941-1944. Rauhansopimuksessa sovittiin, että Suomi joutui luovuttamaan Neuvostoliitolle useita alueita ja maksamaan korkeat sotakorvaukset.

1917年にはロシアで革命があり、同年フィンランドは独立した。しかしフィンランドでは1918年に内戦が始まった。1919年にはもう憲法が起草され、フィンランドが共和国であることが定められた。

1939年から1940年にはフィンランドとソ連の間で冬戦争が始まり、それに続いて1941年から1944年には継続戦争が始まった。休戦条約においては、フィンランドはソ連にいくつかの地域を割譲し、高額の賠償金を支払わなければならなくなった。

フィン
vallankumous revolution 革命
itsenäistyä become independent 独立する
sisällissota civil war 内戦
perustuslaki constitution 憲法
päättää decide 決める
tasavalta republic 共和国
välillä between 〜の間に
talvisota Winter War 冬戦争
jatkosota Continuation War 継続戦争
rauhansopimus peace treaty 休戦条約
sopia agree 同意する
joutua +mAAn be forced to do 〜することを強いられる
luovuttaa give, hand over あげる、引き渡す
Neuvostoliitto USSR ソ連
usea several いくつかの
sotakorvaus reparations 賠償金

 

フィンランドが独立を勝ち取り、現在のフィンランド共和国(Suomen tasavalta)が成立したのは1917年12月6日のこと。

その直後には革命をめざす赤衛隊とそれを阻止しようとする白衛隊という二つの勢力による内戦が勃発。この戦いはマンネルヘイム率いる白衛隊が勝利します。

内戦が収まった後は隣接する大国ソ連との関係構築に苦労し、第二次世界大戦の時期には冬戦争(talvisota)、継続戦争(jatkosota)と呼ばれる二回の戦争を行うことになりました。

フィンランドの近現代史というのは、ある意味、ロシア(ソ連)との関係の歴史なのかもしれません。

島国に住んでいる日本人には、ロシアのような大国と1,000km以上もの国境線を共有するということがどういうことなのか肌感覚でわからないところもあります。

いずれにせよ、二回の戦争をくぐり抜けたフィンランドは、戦後の復興へと歩を進めることになります。

続きは明日のエントリーにて。