PET bottle

17112301

先日、ごみ出しの際にふと疑問に思ったこと。それは、

ペットボトルの「ペット」というのは何なのだろう?

ということ。

まさかイヌやネコのペットではないでしょうし、思い当たる語源がありません。

さっそく手持ちの英英辞書で調べてみると、次のような見出し語が出ていました。

PET

the abbreviation for ‘polyethylene terephthalateʼ (an artificial substance used to make materials for packaging food, including plastic drinks bottles)

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

これによると PET というのは polyethylene terephthalate(ポリエチレンテレフタラート)の略。

要はペットボトルの材料になっているプラスチックの名前なんですね。
(ただし PET の発音は「ペット」ではなく「ピーイーティー」)

なお「ペットボトル」という表現は和製英語とまでは言えないものの、英語では plastic bottle という呼称が一般的。

日本語ではそのプラスチックの種類にまで踏み込んで表現しているということになります。

日常的に使うカタカナ語でありながら、案外由来の知られていない言葉の一つではないでしょうか。