フィンランド語学習記 vol.547 − トンネルは200億ユーロ

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フィンランドの首都ヘルシンキから隣国エストニアの首都タリンまでは高速船でわずか1時間半程度。

そのためヘルシンキ観光の際にタリンにも立ち寄ったという人は多いのではないでしょうか。

そんなヘルシンキとタリンの間をさらに高速で移動できるようにするため、海底鉄道トンネルを作ろうという仰天の計画があるのだとか。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」にこのトンネル計画が取り上げられていました。

Tunneli maksaa 20 miljardia

Helsingin ja Tallinnan välille halutaan rakentaa merenalainen rautatietunneli. Tunnelia suunnittelevat Helsingin ja Tallinnan kaupungit sekä Suomen ja Viron liikenneministeriöt. Tänään kerrottiin, että tunneli maksaa noin 20 miljardia euroa. Tunnelia pitkin juna voi ajaa puolessa tunnissa Helsingistä Tallinnaan.

Jos tunneli rakennetaan, se on maailman pisin rautatietunneli, 103 kilometriä.

トンネルは200億ユーロ

ヘルシンキとタリンの間に海底鉄道トンネルを建設することが望まれている。トンネルはヘルシンキ市とタリン市、そしてフィンランドとエストニアの運輸省が計画している。 今日、トンネルは約200億ユーロかかると言われている。長いトンネルによって、電車はヘルシンキからタリンまで30分で走ることができる。

もしトンネルが建設されれば、それは103kmの世界最長の鉄道トンネルになる。

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この記事を読んで世界最長の鉄道トンネルはたしか青函トンネルだったかな?と思い、調べてみると、2016年にスイスに作られたゴッタルドベーストンネル(Gotthard Base Tunnel)が青函トンネルを抜いて世界最長になっていることがわかりました。

青函トンネルは53.85km、ゴッタルドベーストンネルが57.104kmであるのに対して、ヘルシンキ・タリン間のトンネルは103kmというのですから、そのスケールは凄まじいものがあります。

200億ユーロという莫大な建設費用も含めて、突っ込みどころの多いニュースではあるのですが、一つの夢のある話ということで受け止めておけばよいのではないかと思います。未来のことは誰にもわからないのですから。

 
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