「椅子」のアクセントについて
突然ですが、みなさんはどんなときに国語辞書を引きますか?
知らない言葉の意味を調べたいとき、
というのがおそらく一般的な使い方でしょう。
しかし現在手に入る辞書アプリの中には意味だけでなくアクセントを確認できるものもあります。
「いやいや、日本語のアクセントなんて調べる必要はないでしょう」と言うあなたはおそらく都会の人。
地方出身者にとっては「あれ?このアクセントで合っているかな?」と確認したくなるときがあるのです。
実際、最近調べたのがこちらの単語。
いす【椅子】
〔「倚子(イシ)」の変化。「す」は、「子」の唐音。「倚」は、よりかかる意〕
㊀腰を掛け(てよりかか)るための家具。
㊁皆がつきたがるような要職の地位
「新明解国語辞典 第七版」
さて、みなさんはこの単語をどのように発音するでしょうか。
おそらく関東や西日本の人なら「い↓す↑」という平坦型のアクセントになると思うのですが、新潟出身の私にとっては「い↑す↓」という頭高型のアクセントにも馴染みがあるのです。
そのためときどき標準語のアクセントがわからなくなってしまい、辞書で確認したくなることがあります。
こんなちょっとした疑問の答えを辞書アプリで手軽に確認できるというのはありがたいこと。
もちろん標準語のアクセントが常に正しいなどと言うつもりはないのですが、一応きちんと知っておきたいことってありますよね。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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