「竜馬」は何と読む?
将棋の駒は次の八種類。
- 歩兵(歩)
- 香車(香)
- 桂馬(桂)
- 銀将(銀)
- 金将(金)
- 角行(角)
- 飛車(飛)
- 王将(王)/玉将(玉)
このうち金将と王将(玉将)を除く6種類の駒は敵陣に入ると次のように「成る」ことができます。
歩兵(歩) | → | と金(と) |
香車(香) | → | 成香 |
桂馬(桂) | → | 成桂 |
銀将(銀) | → | 成銀 |
金将(金) | ||
角行(角) | → | 竜馬(馬) |
飛車(飛) | → | 竜王(竜) |
王将(王) 玉将(玉) |
さて、この中の「竜馬」は何と読むでしょう?というのが本日のテーマ。
りゅうま?
りょうま?
辞書に出ていたのはそのどちらでもないこちら。
りゅうめ 【竜《馬】
㊀足の速い、いい馬。りょうめ。 「ーのつまずき」
㊁〔将棋で〕角(カク)の成ったもの。前後・左右に一格ずつ動けるようにもなる。
「新明解国語辞典 第七版」
りゅうめ[竜▽馬](名)
①〔文〕いい馬。駿馬。
②〔将棋で〕→馬
「三省堂国語辞典 第七版」
将棋の竜馬は「りゅうめ」と読むんですね。
子供の頃から将棋が好きでよく指していたのに、この読み方は知りませんでした。
思うに、漢字の読みで一番難しいのは「当然こう読むだろう」という標準の読み方があるにも関わらず、それを裏切る読み方になっているとき。人の名前などでたまにそういうことがありますよね。
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