There’s no accounting for taste.

どうも味オンチなせいか何を食べてもおいしく感じる一方、変わったお店に連れて行ってもらっても気の利いた感想を言うことができません。

おいしければそれでいいのだ、という結論に行き着く訳ですが、そもそも人の味覚とはそんなに個人差のあるものなのでしょうか?

味覚(みかく)は、動物の五感の一つであり、食する物質に応じて認識される感覚である。生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられる。

Wikipedia「味覚」より

いくら味オンチではあっても、ここに挙げられた「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」の違いはわかります。ということでまずは一安心。

なお、この基本味を英語に直すと、甘味(sweetness)、酸味(sourness)、塩味(saltiness)、苦味(bitterness)、うま味(umami)となります。

umami は、sushi, karaoke, tsunami などと同じく、世界で使える日本語なのでした。フィンランド語版 Wikipedia にも umami の項目があります。

[参考]Umami – Wikipedia

そういえば、昔、韓国人の友人に鍋料理屋に連れて行ってもらったとき、「辛さ(spicyness)というのはそもそも味じゃないんだよ。だから韓国人は味覚通とは言えない」というような内容のことを言われたことがあります。

辛さというのは一種の刺激であって、基本味には位置づけられないのですね。

そういう私は韓国料理が大好きなので、やはり味覚通にはなれないのかもしれません。