フィンランド語学習記 vol.49 − 感嘆符!について
フィンランド語の入門書を読むと、たいてい最初に挨拶の表現が出てきます。
例えば、こんな感じ。
Hyvää huomenta!(おはよう)
Hyvää päivää!(こんにちは)
Hyvää iltaa!(こんばんは)
Hyvää yötä!(おやすみ)
Kiitos!(ありがとう)
Ole hyvä!(どういたしまして)
Näkemiin!(さようなら)
Hyvää päivää!(こんにちは)
Hyvää iltaa!(こんばんは)
Hyvää yötä!(おやすみ)
Kiitos!(ありがとう)
Ole hyvä!(どういたしまして)
Näkemiin!(さようなら)
どの挨拶にもよく感嘆符「!」が付いています。
もちろん元気よく(?)挨拶するに越したことはないのですが、「おやすみ!」なんて、寝るときまで付けなくても。。とも思ってしまいます。
これは一種の慣習というかルールのようなものなのでしょうか?
英語の挨拶では、Good morning! とか Thank you! と書くことはできても、それがスタンダードということはないでしょう。
英語の感嘆符は原則として感嘆文や命令文で使われます。
以前、インドネシア人の友人とメールのやり取りをしていたとき、Cheers! などと感嘆符をよく使っていたら、「!」を見ると怒っているような気がすると言われてびっくりしたことがありました。
文化圏によって感嘆符の解釈はやや異なるのかもしれません。
実際、感嘆符の正書法がない日本語では、感嘆符を様々な感情に結びつけて解釈することが可能です。
例えば「さようなら!」と書いた場合、文脈によって、そこに笑顔と泣き顔のどちらでも重ね合わせることができますね。
それではフィンランド語の「!」はどんなイメージなのか、実は意外な解釈があるのだとしたら、おそらく「!!」とびっくりすることになるでしょう。