フィンランド語学習記 vol.54 − 森にあるもの

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『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』というポケットサイズの本を読みました。

フィンランドの森に関するエッセイと日常のフィンランド語をまとめたコンパクトな一冊です。

フィンランドの人にとって、森がいかに大切な場所であるのか、様々な切り口から紹介しています。

フィンランドは、その国土のおよそ70%が森で占められている。そして530万人ほどの人口のうち、2ヘクタール以上の森を所有している人が70万人以上もいる。また森の面積は年々広くなっているのだそうだ。森が、木が、増えているのだ。

『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』P.16

今の時代に森の面積が年々広くなっているというのはすごいですね。

この本を読んで、フィンランド人と日本人の自然観は似ているなとも思いました。

それでは本書より、森と自然に関する単語を紹介してみましょう。

フィン
metsä
kasvi
kukka
puu
järvi
joki
kallio
vuori
meri
lumi
jääpuikko つらら
sammal/jäkälä

 

フィンランド語で「森」は metsä(メッツァ)。この単語はフィンランド語教室のかなり初期に習いました。メッツァという語感が好きです。

「花」の kukka(クッカ)や「木」の puu(プー)は何だかかわいらしい響き。

「つらら」を意味する jääpuikko(ヤープイッコ)を分解してみると、jää は「氷」、puikko は「棒」の意味。つらら=氷の棒なんですね。

それからフィンランドの森には動物もたくさんいるよう。

フィン
peura シカ
hirvi ヘラジカ
jänis 野ウサギ
kettu キツネ
orava リス
karhu クマ

 

「クマ」は karhu(カルフ)、「シロクマ」は jääkarhu(ヤーカルフ)です。

先ほども出てきた jää は「氷」の意味なので、シロクマ=氷クマなんですね。

以上、今回はフィンランドの森と自然にまつわる単語をまとめてみました。

冒頭紹介した『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』には、美しい自然の写真も多数のっており、フィンランドの森に行きたい!という気持ちにさせられます。

国立公園の紹介などもありますので、フィンランドを訪れる予定のある方は、ぜひ手に取ってみてください。

 

ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森 (とっておきの出会い方シリーズ)
森下 圭子
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