Young or Old?

ある日、フィンランド語の基本文を復習していると、こんな表現が出てきました。

Kuinka vanha sinä olet?(あなたは何歳ですか?)
*kuinka(どのくらい)、vanha(古い)、sinä(あなたは)

フィンランド語では「あなたはどのくらい古いですか」という言い方で相手の年齢を尋ねます。

年齢を尋ねること自体の是非はさておき、直訳してしまうと何だか不躾な言い方ですね。

しかし改めて考えてみると、英語でも全く同じ言い方をすることに気付きました。

How old are you?

おそらく、英語のネイティブスピーカーがこのフレーズを口にするとき、「old=古い、老いている」と意識している訳ではないでしょう。

私たちが「〜歳」と言うときのように、中立的な表現なのだと思います。

しかし例えば、すごく元気なお年寄りに出会ったとき、こんな風に聞いてみたらどうでしょう?

How young are you?

もしかしたら、こんな風に答えてくれるかもしれません。

I’m 90 year young!

言葉はいきものなので、時には少し規範文法から外れて遊んでみるのもありだと思います。もしかしたら怒られてしまうかもしれませんが。

そして最後によく知られたことわざをちょっと改造。

You’re never too young to learn.

こちらの方が前向きな感じがしませんか?