フィンランド語学習記 vol.69 − 部屋とサウナ

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6月は単語力強化月間ということにしました。

これまでに教室で習った単語の総復習に加え、新しい単語もどんどん覚えていく予定。

とはいえ、初期に扱った単語を久しぶりに復習すると、結構忘れていたりします。

そして先日は、教室を休んでしまったときに授業で扱った部屋の名前を覚えようとして悪戦苦闘していました。

そのあたりの単語を紹介してみたいと思います。

フィン
1 keittiö キッチン
2 makuuhuone 寝室
3 työhuone 仕事部屋
4 lastenhuone 子供部屋
5 olohuone 居間
6 kylpyhuone 浴室
7 vessa トイレ
8 eteinen 玄関
9 vaatehuone 衣装部屋
10 vierashuone 客間
11 parveke ベランダ
12 terassi テラス
13 sauna サウナ

 
こうして見ると[-huone]という語尾の形が繰り返し出てくることに気が付きます。

huone は「部屋」を意味するフィンランド語の単語です。

それがわかると、huone と組み合わさっている部分の意味を日本語訳から推測することができます。

調べてみたところ、こんな感じになっていました。

makuu(寝ること)+ huone(部屋)= makuuhuone(寝室)
työ(仕事)+ huone(部屋)= työhuone(仕事部屋)
lapsi(子供)+ huone(部屋)= lastenhuone(子供部屋)
olo(存在)+ huone(部屋)= olohuone(居間)
kylpy(浴槽)+ huone(部屋)= kylpyhuone(浴室)
vaate(衣装)+ huone(部屋)= vaatehuone(衣装部屋)
vieras(知らない)+ huone(部屋)= vierashuone(客間)

部屋らしい部屋の中では、keittiö(台所)と sauna(サウナ)のみ[-huone]が付いていません。

固有の単語が存在するということは、それだけフィンランドの人の生活にとって意味のある場所なのかなとも思います。

特に sauna は、私たちがフィンランドという名前から連想するものの一つであり、間違いなく日本で(世界で?)もっとも知られたフィンランド語でしょう。

sushi が世界中で sushi であるように、sauna も世界中で sauna なのだと思います。