ちょっと不思議な複数形のレッスン − from TED-Ed
名詞の数(Number)には1つのものを表す単数と,2つ以上のものを表す複数がある。日本語と違い,英語では単数と複数の違いが名詞の形の違いとなって表れるので注意を要する。
『ロイヤル英文法』より
日本語では、机の上に本が一冊あろうと二冊あろうと、「本」は「本」ですが、英語では単語の形が変化します。
その一例を見てみましょう。
単数 | 複数 | 意味 | |
---|---|---|---|
1 | book | beek | 本 |
2 | egg | eggru | 卵 |
3 | house | house | 家 |
4 | name | namen | 名前 |
語中の[oo]を[ee]に変えたり、語末に[-ru]を付けたり、単数と複数の形が同じだったり、語末に[-n]を付けたり、複数形のつくり方は千差万別。
一つ一つ、頑張って覚えていきましょう。
というのは、もちろん冗談。。。ではなく、いわゆる「古英語」のはなし。
古英語(古英語:Englisce sprǽc, 英語: old English)または古期英語、アングロ・サクソン語(Engle-Seaxisce sprǽc)は、5世紀半ばから12世紀を中心にイングランドで使われた、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属し、現代英語の祖語にあたる言語。
Wikipedia「古英語」より
今から約1,000年も前に使われていた古英語の語形変化は、現在の英語からは想像もできないくらい豊かなものでした。
外国語として英語を学ぶ立場からすると、そんな語形変化は迷惑千万?
しかしその神秘的な世界を思い切ってのぞいてみれば、何か新しい発見があるかもしれません。
TED-Ed の動画「A brief history of plural word…s」では、古英語の複数形の世界をわずか4分で概観することができます。
冒頭に挙げた4つの複数形も順番に出てきますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。