Palindrome − とぼけた回文の世界
小さい頃「しんぶんし」「たけやぶやけた」など、初めから読んでも終わりから読んでも同じフレーズを教えてもらったときには、これはすごい!と感動したものでした。
英語にもこの回文に相当するものがあり、palindrome と呼ばれています。
回文(かいぶん)とは、始めから(通常通り)読んだ場合と終わりから(通常と逆に)読んだ場合とで文字や音節の出現する順番が変わらず、なおかつ、言語としてある程度意味が通る文字列のことで、言葉遊びの一種である。英語では palindrome という。
Wikipedia「回文」より
単語レベルでは civic、kayak、文レベルでは Madam, I’m Adam. など、さまざまなフレーズが知られています。
英語は日本語のように一文字一音節ではないので、逆から読んでも同じ音にはなりませんが、アルファベットの並びが対称になっていれば、palindrome ということになります。
有名なところでは、こんなフレーズが。
Amore, Roma.
Dammit, I’m mad!
Rise to vote sir.
Dammit, I’m mad!
Rise to vote sir.
これらもなかなかよくできていますが、今回はもう少しとぼけた感じの palindrome をいくつか紹介してみたいと思います。
A Santa at Nasa.(ナサのサンタ)
サンタも宇宙旅行。
Do geese see God?(ガチョウは神を見るか?)
ガチョウはどんな神に出会ったのでしょう?
Emu love volume.(エミューは量を好む)
よくばりなエミュー。
Murder for a jar of red rum.(レッドラム一瓶のために殺人)
ラムのためなら。。。
No “x” in “Nixon.”(ニクソンに x はなしで)
仕方ないので、Nikson とでも書きますか。
UFO tofu.(UFO豆腐)
白くて四角い未確認飛行物体。
Wonton? Not now.(ワンタン? 今はいいよ)
どんなにワンタン好きでも、気分が乗らない時もあるでしょう。
以上、ちょっと笑える palindrome の例をいくつか紹介してみました。
palindrome で検索すると、英語圏のウェブサイトがさまざまなフレーズを紹介しています。お気に入りの一品(?)を探してみるのも、楽しいかもしれません。
[参考]PALINDROMELIST