『God Defend New Zealand』− ニュージーランド国歌

photo credit: mtchm via photopin cc

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ニュージーランドには、マオリ語に由来する地名がたくさんあります。

温泉で有名な北島の Rotorua(ロトルア)、ホエールウォッチングで有名な南島の Kaikoura(カイコウラ)など、明らかに英語とは違う響きがありますね。

マオリ語は、日本語と同じく「母音」または「子音+母音」の音節から成っているので、日本人にとっては発音が非常に簡単。どことなく親近感を感じる言語です。

そんなマオリ語は、英語とともにニュージーランドの公用語。

そのためニュージーランドの国歌『God Defend New Zealand』には英語とマオリ語、両方の歌詞があります。

メロディーも非常に美しく、初めて聴いたときから、これはいい曲だなあと感じ入ってしまいました。

下記の動画は、ニュージーランドが24年ぶりに優勝した2011ラグビーワールドカップ決勝における国歌斉唱。この決勝戦はニュージーランドのスタジアム。。。ではなく新橋のアイリッシュパブで見ていました。

このときはマオリ語で1番の歌詞を歌い、続いて英語で1番の歌詞を歌っています。

マオリ語 英語
E Ihowā Atua,
O ngā iwi mātou rā
āta whakarongona;
Me aroha noa
Kia hua ko te pai;
Kia tau tō atawhai;
Manaakitia mai
Aotearoa
God of Nations at Thy feet,
In the bonds of love we meet,
Hear our voices, we entreat,
God defend our free land.
Guard Pacific’s triple star
From the shafts of strife and war,
Make her praises heard afar,
God defend New Zealand.


マオリ語歌詞最後の「aotearoa」というのはニュージーランドのこと。

もともとは「白く長い雲のたなびく地」という意味だそうです。

最後にニュージーランドを訪れたのは約10年前。実際にニュージーランドの空に白く長い雲がたなびいていたのかどうかは記憶の彼方に飛び去ってしまいました。

今頃はちょうど初夏の過ごしやすい季節。いつかまた旅行に訪れたいものです。