「人間ドック」は英語で何と言う?
昨日、人生で初めての人間ドックに行ってきました。
初めてのバリウム検査にちょっと緊張します。
結果、バリウムを飲むこと自体は全く問題なかったものの、上下左右に動く撮影台の上で「体を二回転してください」とか「45度右に傾いてください」などの指示に応じるのがなかなか大変。何度もずり落ちそうになりながら、何とか完遂しました。
ところで人間ドックというのは、よく考えてみると不思議な名前ではないでしょうか。
ドックというのは、英語の dock に由来します。
dock
a part of a port where ships are required or where goods are put onto or taken off them
『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』
船を修理・点検したり、荷物の積み降ろしをしたりする場所のことなんですね。
そういえば昔は、人間ドッグ(dog)ってどういう意味なんだろう?と思っていたこともありました。
なお人間ドックというのは、いわゆる和製英語なので、そのまま human dock などと言っても英語圏の人には通じないようです。
Google翻訳で「人間ドック」を英訳すると Health screening と変換されました。
この他、
- complete physical examination
- general checkup
- thorough medical checkup
などの英訳が当てられるようです。
またGoogle翻訳で「人間ドック」をフィンランド語訳すると terveystarkastus と変換されました。
こちらは terveys(健康)と tarkastus(点検、検査)の複合語。
健康検査というのはややそっけない言い方だなと思って調べてみると、人間ドックのような検査システムはそもそも日本固有のものなのだとか。
よって海外の人に説明するときには、対応する訳語を探すより、やや説明的な表現(e.g., complete physical examination)を使った方がよいのかもしれません。
場合によってはそもそも人間ドックというものは。。。というところから話し始める必要もあるでしょう。大変ですが、腕の見せ所です。