英語とたまたま同じ綴りのフィンランド語

photo credit: Iguana Jo via photopin cc

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フィンランド語を勉強していると、ときどき英語とたまたま同じ綴りの単語に出会うことがあります。

もちろん発音は異なるのですが、何となく英語のイメージに引きずられてしまうことも。

今回はそんな英語風(?)のフィンランド語を紹介してみたいと思います。

 

he

he は[ヒー]ではなく[ヘ]と読みます。

意味は「彼らは/彼女らは」。三人称複数の代名詞です。

慣れるまではついつい「ヒー」と読んでしまうのも無理のないところでしょうか?

He puhuvat suomea.(彼らはフィンランド語を話します。)

 

me

me は[ミー]ではなく[メ]と読みます。

意味は「私たちは」。こちらは一人称複数の代名詞です。

さきほどの he にせよ、me にせよ、いっそ英語と全く違う意味ならよいものの、微妙に重なるところを攻めてきますね。

Me asumme Tokiossa.(私たちは東京に住んでいます。)

 

on

on は英語と同じく[オン]と読みます。

フィンランド語の on は「〜である」を意味する動詞 olla の三人称単数の形。

英語の is に当たる単語と思ってもらえばわかりやすいでしょう。

Hän on suomalainen.(彼はフィンランド人です。)

 

no

no は[ノウ]ではなく[ノ]と読みます。

意味は「じゃあ」。英語の well に近い間投詞です。

文頭に出てくることが多いので、ついつい否定文だと思いがち。否定されている訳ではないので気を付けましょう。

No mistä sinä pidät?(じゃあ、あなたは何が好きなの?)
No kiitos!(や、ありがとう!)

 

made

made は[メイド]ではなく[マデ]と読みます。

意味は「スケトウダラ」。

made をとっさに[マデ]と読むのは、なかなか勇気がいるもの。おそらくあまり出てくる単語ではないと思いますが。。。

 

tie

tie は[タイ]ではなく[ティエ]と読みます。

英語の tie は「ネクタイ」の意味ですが、フィンランド語の tie は「道」の意味。

同じ綴りでも[ティエ]と言われると、何だか深みがあるような。

Osaatko tien?(道を知ってる?)

 

以上、今回は英語とたまたま同じ綴りになっているフィンランド語をいくつか集めてみました。

探してみればまだまだあるのではないかと思います。