tomfool(とんまのトム)

14052201

思い返すと、英語との付き合いもずいぶん長くなりました。

それでも英語の原書を読んでいると、しばしば「これは初めて見た!」という単語に出会います。

実際には過去に会ったことを忘れているだけかもしれないのですが、先日も「これは!」というおもしろい単語に出会いました。

tomfoolery

(やや古)ばかげた行為[こと]、愚行

『ウィズダム英和辞典 第3版』

語感がちょっとユニークだと思いませんか。

調べたら、人を表すこんな単語もありました。

tomfool

(やや古)大ばか者

『ウィズダム英和辞典 第3版』

tomfool

大ばか者、とんま(absolute fool)

『ジーニアス英和大辞典』

fool が「ばか者」だとすると、tomfool は「大ばか者」なんですね。

それにしても、なぜ Tom がばか者の代名詞になってしまったのでしょう?

語源を少し調べてみたのですが、はっきりとした由来はわかりませんでした。

単に一般的な名前の代表として Tom が使われているということのよう。

なお Tomfool を使ったこんなことわざも存在するようです。

More people know Tom Fool than Tom Fool knows.

(とんまのトムが知っている人より多くの人がとんまのトムを知っている。)

英語ことわざ教訓辞典

なかなか意味をつかむのが難しいことわざだと思います。

上記のリンク先に解釈がのっていますが、そちらを見る前に自分なりの解釈を考えてみるのもおもしろいかもしれません。