フィンランド語学習記 vol.191 − さまざまな私
仕事の都合で今週のフィンランド語教室はお休み。
この機会に教科書の前半を読み返していたら、代名詞の格変化をけっこう忘れていることに気が付きました。
例えば、フィンランド語で「私は」を意味する代名詞は minä(ミナ)。これは英語の I に当たる単語です。
しかし英語の I が I-my-me-mine と変化するように、フィンランド語の minä もまたさまざまな形に変化します。
これまでに習ってきたのは次のような形。
Minä asun Tokiossa.(私は東京に住んでいます。)
Tämä on minun sanakirja.(これは私の辞書です。)
Minulla on jano.(私はのどが渇いています。)
Yuri odottaa minua.(ユリは私を待っています。)
Tykkäätkö sinä minusta?(あなたは私を好きですか?)
Tämä on minun sanakirja.(これは私の辞書です。)
Minulla on jano.(私はのどが渇いています。)
Yuri odottaa minua.(ユリは私を待っています。)
Tykkäätkö sinä minusta?(あなたは私を好きですか?)
太字の単語は全て minä の変化形。すべて異なる形になっています。
この他の変化形も含めて、表にまとめると次のとおり。
主格 | minä | 私は/が |
---|---|---|
属格 | minun | 私の |
分格 | minua | 私を |
内格 | minussa | 私の中で/に |
出格 | minusta | 私の中から |
入格 | minuun | 私の中へ |
接格 | minulla | 私の上で/に |
奪格 | minulta | 私の上から |
向格 | minulle | 私の上へ |
様格 | minuna | 私として |
変格 | minuksi | 私に(なる) |
数はたくさんありますが、規則性はあるので、語幹が[minu-]になることさえ覚えておけば大丈夫。
主要な格を習い終えたこのタイミングで、もう一度、体系的に代名詞の変化をおさらいしておこうと思います。