wailer(お金を貰って涙を流す人)
この世界には時に思いもよらないような職業があります。
Wailer(名詞)プロの会葬者、お金を貰って涙を流す人
『そして、僕はOEDを読んだ』P.268
先日のエントリーでも紹介した『そして、僕はOEDを読んだ』の中で、特に印象に残ったのがこの単語。
いったい誰が「お金を貰って涙を流す人」を必要とするのでしょう?
見栄っ張りの大富豪??
しかし少し調べてみると、かつて日本にも「泣き女」という職業が存在したのだとか。主に儀礼的な役割を担っていたようです。
英語圏の wailer がどのようなものだったのか、はっきりしたことはわかりませんが、一つ確かなのは「お金を貰って涙を流す人」がさまざまな場面で必要とされていたということ。
それというのも、
OEDでは、この wailer に加えて、black, keener, moirologist, mute, weeper が、「お葬式でお金を貰って涙を流す人」を意味するものとして掲載されている。
『そして、僕はOEDを読んだ』P.268
そんなにしてまで涙を流してほしい理由は何??と昔の人に聞いてみたくなります。
これは本当に謎。