色々な動詞たち
例えば、あなたがある街の緑化に取り組んでいるとします。
街路樹を植えたり、ビルの屋上に庭園を作ったり。
そんな素晴らしい活動を英語で伝えようとするなら、次のように言えるかもしれません。
We are trying to the city.(私たちは街の緑化に取り組んでいます。)
下線部に一語で当てはまる動詞を考えてみてください。
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正解はこちら。
green
- <物>を緑色にする;<土地など>を緑化[植栽]する
- <人>を環境問題に目覚めさせる;<政策など>に環境保護の考えを取り入れさせる
『ウィズダム英和辞典 第3版』
green には形容詞・名詞としての用法の他に動詞としての用法もあるんですね。
こんな風に動詞としても使える色名は他にもあるのかな?と思い、調べてみるといくつか見つけることができました。
black
- (英)<労働組合が>(他組合の争議に連帯して)<商品・業務など>をボイコットする
- (やや古)…を黒くする;<靴を>磨く
『ウィズダム英和辞典 第3版』
ボイコットされたら、お先真っ暗という感じでしょうか。
blue
- (英・古・くだけて)<金など>を浪費する、むだ遣いする
- …を青くする、青く染める
『ウィズダム英和辞典 第3版』
なぜ青が浪費につながるのか、これは謎。
赤字の赤の方が浪費のイメージとつながりやすいような気もしますが、さて。
white
- <間違った箇所>を白い修正液で消す(out)
- (印)<行・語>の間をあける、…に余白を作る(out)
- (主にカナダ)…を雪[霧]で見えなくする
- (古)…を白くする[塗る]
『ウィズダム英和辞典 第3版』
3のカナダ独特の用法はおもしろいですね。まさにホワイトアウトの世界でしょうか。
以上、今回は動詞にも使える色の名前を集めてみました。
めったに使うことはなさそうですが、知っていれば何かの役に立つこともあるかもしれません。
(ないかなー)