北鎌倉の円覚寺で土曜坐禅会に参加してきました
珍しく土日休みの今週末。
湘南新宿ラインに乗って、北鎌倉の円覚寺へ。
前々から興味があった坐禅会に参加してきました。
円覚寺では毎週土曜日の13:20より、初心者を対象にした土曜坐禅会を実施しています。
*時間は2014年9月現在。詳細は円覚寺のホームページでご確認ください。
鎌倉は過去に何度も訪れていますが、賑やかで観光客も多い鎌倉駅周辺より、静かな北鎌倉が気に入っています。
円覚寺は北鎌倉駅から徒歩1分。駅を出ると、すぐに寺の総門が目に入ります。
初心者の方は10分前に来てくださいと案内にあったので、15分前くらいに会場の居士林(こじりん)に行ってみると、すでにかなりの人が並んでいました。
最終的な参加者はおよそ50〜60名くらいでしょうか。若い人から年輩の人まで、年齢層は幅広い感じ。
やがて定刻になり坐禅会スタート。
まずは住職さんが座り方の基本を説明してくれます。
坐禅というと、足の組み方を意識しがちですが、それよりも大切なことは、
- 腰骨を立てること
- ゆったりとした呼吸を意識すること
以上の二点なのだとか。
実際に座禅を始めてみると、自分の呼吸に意識を集中するのはなかなか難しく、つい余計なことを考えてしまいます。
人というのは、隙間時間ができると何かを考えずにはいられない生き物なのだということを改めて実感。
また住職さんがおっしゃったこんな話が印象に残りました。
心についても同様。何か解決したい問題があるときに、私たち現代人は本を読んだり、外部の情報を求めがち。それよりも自分の心の声をじっくりと聞いてみてはどうだろう。
たしかにせわしない日常の中で、自分の心の声を置き去りにしてしまっていることは多々あります。
坐禅という形式であれ、その他の形式であれ、そういった時間を取り戻したいと切に思いました。
最後に質疑応答の時間もあり、一時間の坐禅会は無事終了。
後半には、希望者のみ警策(木の棒)で叩いてくれたりもします。(痛くはありません!)
今回調べたところ、このような坐禅会を開いているお寺はあちこちにあるようです。
情報の洪水に疲れてしまった人や、自分を見つめ直すきっかけがほしいという人は、参加してみるとよいかもしれません。