「一か八か」の一と八はどちらがよい結果なのか
代わり映えのしない日常においても、時に「一か八か」の挑戦をしなければならない局面は訪れます。
不確定な未来に自分を投げ入れることは、不安でもあり、楽しみでもある。そんな人の心は不思議なもの。
さてそんなときに一つ気になるのは、一と八のうち、良い方は一なのか八なのかということ。
八は末広がりで縁起のよい数字とされているので、八の方なのかな?とも思いますが、実際はどうなのでしょう?
そこで「一か八か」の語源を調べてみることにしました。
かるた賭博から生まれた言葉で、「一」は「丁」の上の部分、「八」は「半」の上の部分をとったものから。
また、「一」か「罰(壺皿に伏せたさいころに一の目が出るか、またはしくじるか)」かの意味からという説もある。
「一か六か」ともいう。
『故事ことわざ辞典』
これによると「一と八」の由来は賭博の「丁と半」。
つまり一か八かと言っても、どちらかが良くて、どちらかが悪いということではないと。
単に50/50(フィフティフィフティ)の出目に賭けるということだったんですね。
もっとも現実には一か八かの挑戦をするときに、成功確率が50%とは限りません。
成功確率がかなり低いときや、限りなくゼロのときでも、とにかくやってみるしかないという局面はあるでしょう。
そんな状況であっても、眼前の課題を一か八か(=50/50)と捉えることは、一種のポジティブシンキングなのかもしれません。
いずれにせよ、一歩踏み出してみないことには、その先にある未来は誰にもわかりません。