のら息子 vs どら息子
のら息子とどら息子がケンカをしたら、勝つのはどちらの方でしょう?
のら息子「おい! こんな時間まで何をやってたんだ!」
どら息子「はあ? そんなのは俺の勝手さ。おまえこそ、いつまで家でゴロゴロしてるつもりなんだい。」
のら息子「俺はお前みたいに、人様に迷惑をかけたりしない。ただ自分のやりたいことをやってるだけさ。」
どら息子「俺だって、自分のやりたいことをやってるだけさ。お前より行動力はあるけどな。」
のら息子「何だと!」
どら息子「やるか!」
(ボカボカボカ)
何となく、語感的にはどら息子の方が強そうに思えるのですが、みなさんはどのように思われたでしょうか?
辞書から、のら息子とどら息子の違いを探ってみましょう。
のらむすこ【のら息子】
自分自身の働きがなく、ただ遊んで暮らす青年。
『新明解国語辞典 第七版』
どらむすこ【どら息子】
よくない遊びで身を持ちくずすなどして、親を困らせることの多い息子。
『新明解国語辞典 第七版』
イメージとしては、のら息子はぐーたら、どら息子はやんちゃといった感じでしょうか。
意味的には、のら息子とどら息子は両立することも可能。仕事に行かず、悪い遊びにうつつを抜かせば、立派な二刀流のできあがり。
ぐーたらもやんちゃもほどほどにしておいてもらいたいものです。