Carpe diem(その日を摘め)

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ついに2015年のスタート!

。。。と思ったら、あっという間に1月6日。

今年も残すところ359日となりました。

そんな言い方は大げさだとしても、気が付けば桜が咲き、花火が上がり、鈴虫が鳴いて、また年末を迎えるのだと思います。

2015年は一日一日を丁寧に生きたいという気持ちが強いです。

ではどんなことができたら、その日一日を丁寧に生きたことになるのか?と考えてみると、

  • どんなに小さいことでもよいので、一つは新しいことをやってみる
  • 自分の気持ちをきちんと把握する
  • 身の回りの人にやさしい気持ちを送る

ささやかなことですが、これがなかなか難しい。

さて、表題の Carpe diem[カルペ・ディエム]というのは、古代ローマの詩人ホラティウスの『詩集』の中の一節。

どうなるかわからない未来のことで思い悩むよりも、まずは目の前の一日をしっかりと生きようという意味が込められています。

carpe というのは「摘む」を意味する動詞 carpo の命令形。

当然その目的語には「花」や「花の名前」を連想するところですが、ホラティウスはそこに「日」を意味する dies(対格=diem)という単語を置きました。

限りある一日を花にたとえてその一日を摘み取る。わずか二語の中に豊かなイメージが広がっています。

 

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